毎年受診している勤め先の人間ドック。オプションでつけていた乳がん検診で「乳がんの疑いあり・要精密検査」と結果が出ました。その後再検査を受けたところ、乳がんのステージⅠと診断されました。乳がんに関するニュースはテレビでも目にしたことがあり、他人事ではないとわかっていたつもりでしたが、いざ結果が出るとショックでした。
乳がんの患者数は年々増加しています。乳房にできる悪性腫瘍である乳がん。乳がん患者が増加している原因として、次のようなことが考えられています。
※ 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」罹患(全国推計値)(2015年)
入院して検査・手術・放射線治療を実施。無事退院できましたが、治療のため個室を希望したこともあり、差額ベッド代などで相応の自己負担額が発生してしまいました。
病院に入院すると、通常は6人部屋などの大部屋になります。
大部屋は公的医療保険の対象となるため、自己負担は発生しません。
条件の良い病室を希望して個室に入院する場合などは、大部屋との差額料金(差額ベッド代)が全額自己負担となります。
※厚生労働省「主な選定療養に係る報告状況」(2017年7月1日現在)
退院後はがんの転移を予防するため、通院して検査を受けながら、3ヵ月間で化学療法を3回、点滴と放射線治療を2回行いました。
現在のがんの主な治療方法は手術療法、放射線療法、化学(薬物)療法の3つで、これらはがんの三大療法と言われています。
手術療法は入院を伴いますが、放射線療法や化学療法は通院で行われるケースも多く、近年、がんでは入院患者数よりも外来患者数のほうが多くなっています。
※厚生労働省「患者調査」/平成26年
化学療法を行ったあとの2~3日は吐き気、発熱、むくみがありますが、内服薬を服用しながら生活しました。仕事も、車を運転する外回りの営業から仕事内容を変えてもらうなど配慮してもらい、なんとか継続することができました。
3ヵ月で化学療法は終了し、経過も良好ですが、再発リスクもあるため、定期的に通院しています。
<標準報酬月額28~50万円の場合>
*「自己負担額」には、高額療養費制度の対象とならない入院時食事代が含まれます。
※参考:生命保険文化センター「医療保障ガイド」
その他、「乳房再建術」を行う場合は、手術後のバストケアに対応した専用下着費や、がん治療の副作用の脱毛に対応した「医療用ウィッグ」の費用なども発生する場合があります。
今後は、乳房再建手術を予定しています。
乳がん手術によって乳房を失うことで、身体のバランスが悪くなったり、さまざまな悩みや不安を抱え、毎日を心から楽しめないなど、「生活の質」に影響を与えることも少なくありません。「乳房再建手術」を受けてきれいな乳房を取り戻すという選択肢は、治療後の長い人生をいきいきと輝いて過ごしたいとねがう女性たちの強い味方となっています。
乳房再建術には複数の方法があります。詳細はこちらからご確認下さい。
※ 出典:「乳房再建手術Handbook」NPO法人エンパワリングブレストキャンサー
私のがんとの闘いはまだまだ続きます。
医療保険はもちろんですが、女性疾患の特約と、通院の特約に入っていて本当によかったです。
がん治療は長く続きますので、最初の入院・手術だけではなく、その後もサポートしてもらえることは、とてもありがたいことです。
主人と保険のサポートを受けながら、完治に向けてがんばっています。
乳がんは、早期に発見して適切な治療を受ければ、高い確率で治すことができる病気です。だからこそ、定期的な乳がん検診とセルフチェックによって発見の時期を早めることが重要です。
マンモグラフィーや超音波検査の画像診断は、セルフチェックや医師による視触診ではわからない小さいがんやしこりも見つけることができます。
定期的な乳がん検査と日々のセルフチェックで、命と乳房を守りましょう。