世界には、学校に行けないまま大人になった、文字の読み書きのできない人が多くいます。そして、その3分の2は女性だと言われています。
教育を受けられなかったため、読み書きや計算ができないまま育った大人は、安定した仕事に就けず、収入も少ない。その結果、自分の子どもにも教育を受けさせられないというサイクルが続いてしまうのです。
貧困のサイクルを断ち切るために、途上国の地域に「寺子屋」をつくり、学校に行けなかった大人たちも学ぶことができる場を提供しています。
「母親が読み書きを学ぶことで、子どもたちを学校に送り出す習慣ができた」「現地の人びとが支援に頼らず、自分たちの力で教育活動を続けている」など、地域が自立して活性化していく好循環を生み出しています。