乳がんは、早期に発見して適切な治療を受ければ、高い確率で治すことができる病気です。
だからこそ、定期的な乳がん検診とセルフチェックによって発見の時期を早めることが重要なのです。マンモグラフィーや超音波検査の画像診断は、セルフチェックや医師による視触診ではわからない小さいがんやしこりも見つけることができます。
各自治体によって対象年齢(多くの場合は40歳以上)や検査内容、自己負担額が異なりますが、個別検査に比べると安価で受診できます。広報誌でのお知らせや、自治体から対象者へ通知が届くなど、告知方法もさまざまなので、情報を見逃さないようにしましょう。現在では、マンモグラフィー検査を実施している自治体が多くなっています。
個人で人間ドックや医療機関などの施設を選び、検査を受けます。費用は全額自己負担となり、健康保険は適用されません。費用は施設によって異なります。
機械は使用せず、医師が乳房にしこりがないかを診察します。ある程度大きくなったがんしか発見できないため、マンモグラフィー検査や乳房超音波(エコー)検査を併用します。
乳房全体をプラスチックの板などではさみ、上下左右からレントゲン写真を撮ります。視触診では発見されない小さなしこりや、乳がんに特徴的な微細な石灰化の状態をとらえることができる検査です。
超音波で乳房の病変を検査します。検査に痛みはなく、小さなしこりも発見できるのが特徴です。乳腺の中のしこりが識別されて映るので、乳腺の発達した若い人や妊娠中の人に適した検査です。